男の子育児に悩まれている方は【息子のトリセツ】を読んで感動と勇気をもらってください!
うちの息子が単純なのか、男の子全般が単純なのかは分かりませんが
「うそでしょっ!?」ていうくらいに効果を発揮して息子の育児が楽しくなりました(^^)
私が胸に響いたことをほんの少しですが、一部抜粋しながら感想を述べたいと思います。
創造力と空間認知力を上げよう
基地、工房、聖地
《前略》 脳にとって重要なのは、「想像」と「実行」を交互に繰り返すこと。《中略》この繰り返しが、脳に抜群の創造力を作り出す。《中略》
「他人が触らない、ずっとキープできる場所」があると、男の子の空間認知力はぐんとあがる。情緒も安定し、集中力もついてくる。
出典:黒川伊保子著書「息子のトリセツ(出版:扶桑社)」
最近は、押し入れに入っていたものを全部出して
「ここは僕の秘密基地!」と自分のおもちゃを入れているので
「しめしめ」と思いながら、好きにやらせています。
こんな簡単なことで「想像力・空間認知力があがって情緒も安定し集中力もつく」なら
やらない手はないですよね!!
「ぼんやり」している時は脳が進化している
8歳までにどれだけ「ぼんやり」されたかで勝負が決まる
《前略》起きている間にも、脳が必要性を感じたら、「外界から脳を遮断し、脳を進化させる」モードに入ることがある。それが、はたから見たら、「ぼんやり」に見える。
小脳の成長著しい8歳までの男の子は、このぼんやり時間が頻繁に訪れるのである。脳が、眠りを待てないのだ。後に理系やアートの領域で才覚を表す女の子にもこの傾向が強く出ることがある。
出典:黒川伊保子著書「息子のトリセツ(出版:扶桑社)」
娘は、いつもいつもいつも、「ぼんやり」というか「ぼー」っとしています。
「話聞いてる?」なんて怒り口調になっていましたが
今は、娘の「ぼんやり」にちょっと期待しています(笑)
子供が「ぼんやり」している時は「脳が進化している」と思ってなるべく邪魔せずに見守ろうと思いました。
脳の進化を邪魔しないよう見守ろう!
うちの息子も「母も惚れるいい男」にしたい
はじめにテーマを決める
(前略)私にとって、子育ては「ヒトの脳」の育成を任せられた、新プロジェクトのようなものだった。
プロジェクトなら長期目標が要る。《中略》
母も惚れるいい男。これが、私の息子育てのキャッチフレーズである。
出典:黒川伊保子著書「息子のトリセツ(出版:扶桑社)」
黒川さんの息子育てのキャッチフレーズ「母も惚れるいい男」
子育ての方針通り黒川さんの息子さんは理想の息子さんになったそうです。
私は子供を産んだときに子育ての目標なんか決めたことがなかったし、思いつきもしませんでした。
ただ、健康で幸せな人生を歩んでほしいとだけ・・・
「息子のトリセツ」を読んで私も「母も惚れるいい男」に息子になって欲しいと思いました。
困っていたり大変そうな人がいたら手を貸してくれる頼りになる男、弱いものを守れる強い男。
そう思って行動した結果は、こちらの記事に紹介しています↓
甘い朝食は人生を奪う!?
甘い朝食は、人生を奪う
《前略》「空腹に甘いものを食べる」と、なんと低血糖になってしまうのである。《中略》不登校児の多くが低血糖症だと警告する栄養学の専門家もいる。
出典:黒川伊保子著書「息子のトリセツ(出版:扶桑社)」
私は「甘い朝食は人生を奪う」という項目を読んだ瞬間、顔が青ざめました。
朝食に菓子パンを出すことがよくあったから・・・
菓子パンだと子供達が喜んで食べてくれるし、楽だから・・・
「息子のトリセツ」を読んでから朝食に菓子パンを出すのをやめました。
イタズラではなく実験
脳の壮大な実験
《前略》母親がうんざりするあれ、やって欲しくないことを繰り返すイヤイヤ期は、脳の「実験期」なのだ。《中略》
二歳の実験期に沸き上がった好奇心と実験欲を、好意的にスルーしてもらうこと。
これが、「やる気」育ての第一歩だと思う。
出典:黒川伊保子著書「息子のトリセツ(出版:扶桑社)」
トイレを開けたらトイレットペーパーでトイレの足場がなかったことがありました。
その時はまだ「息子のトリセツ」を読んでいなかったので「もったいないからやめてね」と言ってしまったことを今更に後悔しています。
足がもつれるまでぐるぐる回ったり、砂場で自分の足を砂で埋めたり、大人が「やめてー」と思うこと
それは子供達にとっては、すべて実験だったんですね。
最近の実験は、ストローを水の入ったコップに入れて、吸い口を指で押さえてコップからストローを取り出し、指をはなすとテーブルに水がたれる。
テーブルの四分の一が水浸しでしたが「実験してるんだ」と思って見守りました(泣笑)
夫が怒ろうとしたので「実験中だから怒らないで」と共有しました
質問攻めの攻略法
あなたはどう思う?
時間があれば、「あなたはどう思う?」と聞いてみるのも面白い。
出典:黒川伊保子著書「息子のトリセツ(出版:扶桑社)」
よく子供達は「なんで?どうして?」と聞いてきます。
意図のない質問に私はうっとおしいと思っていました。
うっとおしいから早く回答してその話を終わらせようとすると、
また「なんで?」と意図のない質問の繰り返し。
うんざり・・・。
「あなたはどう思う?」を知ってから子供の質問が少し楽しくなりました。
私が知っていることを即座に答えると「なんで?」返しにあいます。
でも「あなたはどう思う?」と聞くと、子どもが「ん~」と考えだして、
思っていることを言葉に変えて話しだします。
その様子を見た時、語彙力や発想力が鍛えられるような気がしたし
「そんなふうに思ってたの?」と面白い回答が返ってきて会話が弾むようになりました。
私は子供に質問されたらだいたい「息子はどう思う?」と聞いたり、
「何してるの?」と聞かれたら「何してると思う?」と聞き返すようにしています。
子供を一流にできない親
どんな子が一流になっていくの?
《前略》「誰にでもチャンスはある」と言い切った。《中略》でもね、と彼女は、真剣な顔で言い添えた。「こういう親の子だけは、一流になれない、という親だけはいる」《中略》
「それは、結果にコミットしすぎる親。親が結果に一喜一憂すると、子どもは失敗を恐れるようになる。親は、子ども以上にがっかりしたり、有頂天になってはいけないのよ。」
出典:黒川伊保子著書「息子のトリセツ(出版:扶桑社)」
「結果に一喜一憂しちゃいけない」
これは、色々な人が言っていることだけど、実際にはうまく振舞うことができないでいることです。
子供のテストの点数が悪くてもガッカリせず、100点をとっても喜び過ぎず。
どんな結果でも平常心・・・
家が天国にも地獄にもなる
母であることの特別
《前略》「不満そうに愚痴を垂れ流す、暗い表情」や「イライラして、キレかかっている表情」で迎えられた子も、その表情通りの気持ちになってしまう。
家が、天国にも地獄にも変わる。
母の表情ひとつで。
出典:黒川伊保子著書「息子のトリセツ(出版:扶桑社)」
母親の表情ひとつで、家が、天国にも地獄にも変わる。
確かに・・・。
子供達は私が笑うと喜び、怒ると悲しむ。
ほとんどは「お母さんはいつも怒ってるよね」と子供に言われますが、
今までに2回くらい「お母さん、今日はたくさん笑ってるね。なんで?」と言われたことがあります。
その質問をしている子供の表情はとても「にこやかで、嬉しそう」だったのを今でも覚えています。
私は、9割がた怒っている表情なので、子供にとって家が地獄になっているのかもしれない。
「ごめんね。」と思いました。
「息子のトリセツ」と著者:黒川伊保子さん
この本は脳科学や人工知能(AI)を研究されている黒川伊保子さんが書いた本です。
「脳科学や人工知能を研究している」と聞くと難しい話や難しい言葉がたくさん書いてあるのかと思ったら、全然違いました。
お子さんに対する愛情があふれていて、同じ(おこがましいですが)母親としてたくさん共感と知恵と感動をもらえる一冊でした。
男の子を育てている方に、是非読んでいただきたい一冊です!!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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