我が家の子供達は公文(くもん)の教室に通わせています。
なぜ塾に通わすことになり、数ある塾の中でなぜ公文(くもん)にしたのかについてお話ししたいと思います。
娘は「分からない」と泣き母は「何で分からないんだ」と怒鳴る
娘は年中さんの終わりから通信教材の「こどもちゃれんじ」を始めました。
小学生に上がるとチャレンジにかわり、内容が勉強中心になっていきました。
小学1年生の問題ですから私でも教えられる内容です。
私はそのチャレンジの問題を娘にそのまま渡し、わからないところがあったら聞いてね!
といった感じで取り組ませていました。
そのようにしていたのは、チャレンジの内容を読めば問題が解けると思っていたからです。
でも違いました。
読んだだけでは問題は解けなかったのです。
娘が1年生になった年はちょうどコロナが日本でも拡大して入学式が延期になっていました。
そのため、娘は学校で授業を受けることができず私がゼロから教えることになりました。
私はチャレンジのテキストを使いながら、
娘がなぜこの簡単な問題が解けないのかと、とてもイラ立ち怒鳴り散らしていました。
学校の授業が始まると娘も問題の解き方が少しずつ分かるようになっていきました。
でも、分からない問題があると娘は「分からない」と泣き私は「何で分からないんだ!?」と怒鳴るの繰り返しでした。
私の怒り方は尋常ではありませんでした。
教える私が悪いのは分かっています。
怒った後、いつも私は自己嫌悪に陥ってとても落ち込みました。
このまま怒られ続けている娘がとてもかわいそうになっていき私が勉強を見るのはよくない
プロに任せた方がいいと思い
夫に塾に通わせたいと相談しました。
塾に行く目的
学校の授業についていけるように
学校の授業が分からなくて悲しい思いをしないように
2年生から掛け算九九が始まるので、そこでつまづかないように
学年が上がると私が教えられなくなるから
私が怒らなくて済むように
娘が私に怒られて悲しい思いをしないように
学習習慣がつくように
受験などは考えていません。
塾探し
塾を検討するにあたって
通いやすい場所、時間、金額、塾の様子、先生の様子、教え方などを検討材料にチラシやネット、近所の看板を見て連絡をしてみました。
その中で二つ体験学習を受けることにしました。
体験学習に行った塾は公文(くもん)とA塾(仮称)です。
検討内容比較まとめ
検討内容 | 公文(くもん) | A塾 |
---|---|---|
場所 | 娘が通う学校近く | 娘が通う学校近く |
金額 | 1教科 7,150円 | 1教科 10,000円前後 |
授業開始時間(入室時間) | 14時以降いつでも入室OK | 決められた時間に入室 |
授業時間 | 課題のプリントが終わるまで | 45~60分(希望により異なる) |
授業形式 | 1対集団 | 1対1又は1対2 |
先生 | 主婦 | プロ講師 |
雰囲気 | アットホーム | 緊張感がある |
テキスト | 公文が提供するプリント | A塾が提供するプリント・持ち込み教材可 |
指導方針 | スモールステップ・反復練習 | 受験・テスト・予習復習臨機応変に対応 |
科目 | 数学(算数)・国語・英語 | 数学(算数)・国語・英語・プログラミング |
自習 | 自習する環境ではない | 自習室完備 |
採点戻り時間 | 5~20分待ち | 即時 |
宿題 | 毎日 | 不明 |
二つの塾を比較
場所
◆公文(くもん)
娘が通う学校のすぐ近くだったのでとても通いやすい場所
◆A塾
娘が通う学校のすぐ近くだったのでとても通いやすい場所
◇感想
どちらも学校が終わってからすぐに向かうことができ、細い路地などもなく人目に付く場所で通いやすい
金額
◆公文(くもん)
1教科 7,150円(東京・神奈川7,700円、学年により異なる)
◆A塾
1教科 10,000円前後(通う日数によって金額も変わります。)
◇感想
公文(くもん)の方が安い
授業開始時間(入室時間)
◆公文(くもん)
14時以降学校が終わってからいつでも入室OK
◆A塾
15時30分~、16時~、など決められた時間に入室しなければいけない
15分遅れる時は連絡が必要
◇感想
A塾は下校時間によって一度家に帰ってから通塾したり、居残りで遅刻する可能性があり、娘には連絡手段がない
公文(くもん)はいつでも入室していいので時間を気にせず通える
授業時間
◆公文(くもん)
課題のプリントが終わるまで
◆A塾
50~60分(学年や希望により異なる)
◇感想
予定の課題が終わって学力が上がるのであれば授業時間は気にしない
授業形式
◆公文(くもん)
1人の先生がクラスの全体を見る(15~30人)
黒板に向かって授業を教えるのではなく個々に合った内容のプリントをそれぞれがやる
分からない時は先生のところまで行って質問をする
採点をするパートの方もいるのでその方に聞いてもいいが、基本は教室を開設している先生に聞く
質問者が多いと待たなければいけない。
◆A塾
1対1もしくは2対1の授業
黒板に向かって授業を教えるのではなく個々に合った内容の課題やプリントをそれぞれがやる
分からないことがあるとすぐ質問ができる
横で見ているので迷っているとすぐにヒントをもらえる
その場で何につまづいているか気づいてもらいやすい
◇感想
公文(くもん)は質問したくてもすぐに回答がもらえないのは時間がもったいない
内気な子だと質問できない可能性もある
先生
◆公文(くもん)
以前に公文(くもん)の採点をしていて先生に転身された主婦の方
◆A塾
有名大学を出た塾のプロ講師
◇感想
プロ講師の方が安心
塾の雰囲気
◆公文(くもん)
学校が終わると一斉に子供達が来るのでにぎやか
先生が主婦なので生徒との会話がお母さんと娘、息子のよう
◆A塾
受験塾なので静まり返って集中している様子
小学校低学年は1人しか通っていなかった
◇感想
公文(くもん)は知っている子がいて娘も安心していた
A塾は緊張感があり娘もずっと緊張している様子
テキスト・指導方針
◆公文(くもん)
公文(くもん)が提供する教材
その子に合ったレベルより少し簡単なところからスモールステップで進める
繰り返し反復練習
◆A塾
A塾が提供する教材
その子に合ったレベルから進める
受験対策、テスト対策、学校の単元予習復習、宿題など臨機応変に対応
◇感想
お試しで出されたプリントで
公文(くもん)は娘が一人でスラスラ解けていた
A塾は分からない問題がいくつかあり泣いていた
科目
◆公文(くもん)
数学(算数)・国語・英語
◆A塾
数学(算数)・国語・英語・プログラミング
◇感想
A塾のプログラミングは私も娘もとてもやりたかった
自習について
◆公文(くもん)
プリントを採点してもらっている間、待ち時間があるのでその時に学校の宿題や自習をしてもよい
ただし、採点が早く終わったり周りに友達がいたりするので集中して自習する環境ではない
◆A塾
自習スペース完備で自由に時間外でも勉強ができる
周りも集中して勉強しているので相乗効果あり
◇感想
どちらにしても娘がすすんで自習するとは思えない
課題の採点の戻り時間
◆公文(くもん)
人数が多いので5~20分待つこともある。
◆A塾
個別なのでその場ですぐに採点して指導してもらえる
◇感想
公文(くもん)は長い時間待たされている子がいて時間がもったいないと感じた
家庭学習(宿題)
◆公文(くもん)
1日に1教科、5枚~10枚の宿題が出される。
その子の調子によって枚数を増減して調整してくれる
毎日学習するように宿題が出される
◆A塾
不明
◇感想
A塾の宿題がどのように出されるか不明だが、公文(くもん)は毎日机に向かうように宿題が出されて勉強習慣がつきそう
なぜ、公文(くもん)を選んだか
二つの塾に体験学習に行った結果、公文(くもん)に行くことにしました。
一番の決め手は『教室の雰囲気』
どちらの体験学習も娘は緊張していたのですが、他の子の様子がすぐ隣で伝わり
少しずつ娘の緊張がほぐれていきました。
そして、知っている子も何人かいて更に安心した様子でした。
次に『授業開始時間(入室時間)』
学校が終わって友達と話し込んで遅くなったり、下校時刻が曜日によって違ったり、居残りがあったりと下校時刻が不規則なため
「何時までに入らないといけない」と決められてしまうと、
まだ時間のコントロールができない娘には厳しいと感じました。
そして最後に『先生』
受験を目的にしていればプロ講師に教えてもらった方がいいのかもしれませんが、
そうではないので、朗らかで話しかけやすく接しやすい先生がいいなと思いました。
主婦ですが、公文で先生の講習などもあるそうなので、ちゃんと指導を受けられている先生です。
まとめ
いかがだったでしょうか。
我が家では公文(くもん)を娘が通う塾として選びました。
もし、中学受験を考えていたらA塾に通わせていたかもしれません。
塾に通わせるようになってから、勉強のことで私が娘に怒鳴ることが少なくなりました。
(宿題やれー!!と怒鳴ることはあります(^^;))
全国にたくさんの公文(くもん)の教室があると思いますが、
地域や先生によって教室の様子も変わってくると思います。
お子さんの塾探しをされている方はぜひ体験授業を受けて検討していただくことをお勧めします。
塾選びの検討内容や決め手は各ご家庭で様々あると思います。
ご家庭に合った検討内容をピックアップして親御さんもお子さんも安心して通える塾を選べるといいですね。
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