【佐藤ママ!東大理Ⅲ合格】「子育ては声かけが9割」声かけで子供が変わる!?(感想一部抜粋あり)

お子さんを東大理Ⅲに4人とも合格させた佐藤ママこと、佐藤亮子さんの著書

『子育ては声かけが9割(東洋経済新報社)』

「嘘をついたとき」「勉強をしない時」「悪い点数を取った時」などなど・・・

「こんな時何と言ったらいいんだろう?」に「こうやって声をかけたらいいですよ」という回答がたくさん書かれています。

この本では、ほんの少しだけ気を使って子供に声をかけることで、子供の力を伸ばし、励まし、自己肯定感が高まって、親子の信頼関係が生まれる。

日々の声かけで悩んでいるお母さんに向けて書かれた本です。

お母さんに向けて書かれていますが、子供に関わる全ての人が役立てることの出来る本です。

グッときたベスト3

ご紹介したいところはたくさんありますが、その中でも私がグッときた”ベスト3”をお伝えしたいと思います。

「これおいしいでしょ」「楽しいでしょ」より「どう思ったか聞かせて」

何かを尋ねるときに、「はい」「いいえ」の二択で答えるような、誘導尋問的な聞き方はしない

出典:佐藤亮子著書「子育ては声かけが9割(出版:東洋経済新報社)」

子どもが「はい」「いいえ」で答えられないように「どう思ったか聞かせて」と聞くと、子供はどうしてそう思ったか考えを巡らせます。

自分で考えて自分が思ったことを話せるようにすることが、国語の記述力の基礎になるそうです。

~我が家のエピソード~

子供達が好きでよく食べていた”きなこ餅”

喜んでくれるだろうと久しぶりに作った時の話です。

「きなこ餅だよ!おいしいでしょ!?」と私が聞いたら

娘が「うん」と一言。

私はその時、佐藤ママの「二択で答えるような聞き方はしない」というのを思い出し

「きなこ餅どお?」と聞き直しました

すると、娘は「あんまり食べたくなかった」と意外な回答!!

さらに「前は好きだったのに、どうしてそう思ったの?」と質問を続けて

娘に思ったことを話してもらいました。

「どう思ったか聞かせて」作戦で娘の本音が聞けました。

「嘘をついたらダメ!」ではなく「嘘はついてもすぐバレるよ」

嘘をつかない人はいません。禁止するよりも「嘘はバレたら大変だ」とデメリットを伝えましょう

出典:佐藤亮子著書「子育ては声かけが9割(出版:東洋経済新報社)」

今まで一度も嘘をついたことがない大人はいないと思います。

子供から「お母さんは嘘をついたことないの?」と聞かれたら、「嘘をついたことは、ない!」と嘘をつくことになり、倫理的に破綻してしまいます。

「嘘はついてもすぐバレるんだよね」「嘘をついても、実は周りの人はみんな嘘だと知っていることが多いんだよ」とつぶやくように話しておくことで

子供が嘘をつきそうになった時その言葉を思い出して嘘をつくのを思いとどまってくれるかもしれません。

~我が家のエピソード~

子供達はよく小さな、かわいい嘘をつくようになりました。

小さなかわいい嘘なのですが、嘘をつくたびに

将来、本当に悪いことに手を染めてしまうことになるのではないかと心配になり、

「嘘をつくな!」「噓つきは泥棒のはじまりだよ」「嘘をつかれるとお母さんは悲しい」と

くどくどと説教していました。

自分を棚に上げて。

この本を読んでからは、「嘘はついてもすぐバレるよ」と言い続けて

心に染みこませようと思いました。

わからない問題で悩んでいたら「3分考えたら答えを見て」

わからない問題は、長く考えたからといって、わかるようにはなりません。時間の無駄です。

出典:佐藤亮子著書「子育ては声かけが9割(出版:東洋経済新報社)」

分からない状態をずっと続けていると、勉強するのが嫌になってしまいます。

考えた後で答えを見るのは悪い事ではないし、答えを見た問題は後でもう一度できるか確認しましょう。

この方法は大学受験生にも通用するそうです。

~我が家のエピソード~

漢字が苦手な娘に、漢字の問題を出した時、ほとんどが答えられず泣いてしまいました。

簡単に答えを見ることは<悪>だと思っていた私は

国語辞典を扱えない娘に対して「国語辞典を使って調べなさい!」と言ってやらせていました。

結局、国語辞典がうまく扱えない、

答えを見つけ出すことが出来ない、

という、ものすごい時間の無駄なことをしていました。

「3分考えて分からなかったら答えを見る」

この方法を知ってから、

考えて分からない問題はとばして採点の後、答えを見ながら書いて覚る。

この繰り返しで、苦手な漢字の練習を泣くことなく出来るようになりました。

紹介した書籍の情報

書籍名 子育ては声かけが9割(2022年3月10日発行)

著 者 佐藤亮子

発行所 東洋経済新報社

頁 数 297ページ

目 次

序 章 子育ては「9歳までの声かけ」で決まる~子どもの心を育てる声かけとは~

第1章 佐藤家流・声かけの「基本」~子どもを1人の人間として尊重する~

第2章 「自分で考える力」「好奇心」を伸ばす声かけ~「聞き上手」な親が「話し上手」な子どもを育てる~

第3章 「褒めるとき」「注意するとき」の声かけ~子どもの自己肯定感を高めるには~

第4章 「子どもの成績」を伸ばす声かけ~やる気を引き出して、勉強を習慣化させる方法~

第5章 家の中の「普段」の声かけ~親子で毎日楽しく過ごすための工夫~

第6章 子育てが楽になる「自分のため」の声かけ~いつでも笑顔のお母さんになれる方法~

「子育ては声かけが9割」は子をもつ全ての親に読んで欲しい

声のかけ方を変えるだけで、子供の力を伸ばし、励まし、自己肯定感が高まって、親子の信頼関係が生まれる。

親の意識を変えるだけでそれが叶うなら、やらないのはもったいないですよね。

佐藤ママは名前の呼び方や些細な会話も、徹底的に考えながら子育てをしているので、

「ちょっとやりすぎでは?」と疑問を感じる方もいるかもしれません。

そんな時は、自分が共感できるところだけ真似することをおすすめします。

子供がいう事を聞かない、

子供に、どうやって声をかけたらいいか分からない、

自分の子育てに自信が持てない、

子供とギスギスしている、

そんな悩みをおもちの、子供をもつすべての親御さんに読んで欲しいおすすめの一冊です!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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