学校から『宮城復興支援センター国際交流イングリッシュキャンプ』のチラシをもらってきました。

国際交流イングリッシュキャンプ!!
流暢な英語をマスターして帰ってくるのでは!?と期待を寄せて申し込むことにしました。
娘は「英語、話せないけど大丈夫かな?」と不安がっていたものの
お泊りに行くことはとても楽しみにしていました。
ホームページから申し込み、
キャンプ代31,130円を振り込みました。
お金まで振り込んであと戻りできなくなってから、
あることに思い至ってしまい不安が日増しにふくらむなか、
集合当日まで、キャンセルするかどうか悩んだ心配性すぎる母親の話です。
結論!「来年も行きたい!!」とテンションMAXで帰ってきた娘。
行かせてよかったです(^^)♪
出発当日までキャンセルするか悩ませたコト・・・
出発当日まで私を悩ませたコト・・・『性加害』について。
小4以降、学校で性についての話がされていたり、
娘自身も男女を意識しているような会話をするようになっていたので、
母親として、「自分の身は自分で守る」ことを伝えなければと感じていました。
成長した娘は、嫌な時でも周囲の空気を読んで我慢したり遠慮するような行動もあったので、
「心も大人になってきたんだなぁ」と喜びながらも、
嫌なものは嫌だ!と「はっきり断ってもいい」ということをこの機会に再度伝えようと思いました。
「ハグ」についてググル
生まれてこの方、日本から出たことのない私。
まずは、ハグについてグーグル先生に尋ねました。
ハグについての私の見解は
『ハグをしたくない人と無理にハグする必要はなく、ハグのアクションをしてきたら手をだして握手するでもいい。』ということ。
この話を娘にそのまま伝えました。
プライベートゾーンの話をする
プライベートゾーン=水着で隠れる場所+口
プライベートゾーンについては小学校でも1年生の頃から話をされているため、
「プライベートゾーンに触ろうとしたり、見せてと言われたり、見せられたりするようなことがあったら、嫌だと言ってすぐに女性の日本人スタッフに言うんだよ!!」と
プライベートゾーンについての認識を再度確認しました。
男性スタッフと二人にならない
男性スタッフと二人きりになりそうなことがあったら、
「すぐその場から離れたり、友だちや女性スタッフがいるところに走って行くように。」
「怖い気持ちになったときも、すぐ日本人の女性スタッフに声をかけるんだよ!」と
なるべく友だちと一緒に行動するように伝えました。
嫌だと思ったらはっきり嫌だと言っていい
全部の話を通して、
「嫌だと思ったら我慢せずに嫌だとはっきり断っていいんだよ!」ということを伝え、
嫌なことがあった時はすぐに日本人女性スタッフに言うように伝えました。
書類不備で不安をあおられる
娘に「嫌なときは嫌だと言って、助けを求めるように」と伝えたものの
私の不安はまだ消えませんでした。
入金後、書類が郵送されたのですが、
持ち物の中に「ネームカード15枚」とあるのに入っていない!
自分で準備するのかな?とも思ったのですが、調べるとそうではない。
内心「簡単な書類送付もできなくて大丈夫?」とまた不安が大きくなっていました。
こちらからの電話お問い合わせができないためメールで連絡。
メールの返信を待つこと数日、
アレルギーや薬の服用についての確認電話がイングリッシュキャンプのスタッフからきたので
メールの内容を確認しているものと思い話すと、
メールが送られていることも知らなかった様子。
私は「ん?」とまた不信感。
その電話で書類の不備について伝え、対応してもらいました。
電話のあと数日後、メールの返信がきて、すぐ送るとのこと。
電話とメールの問い合わせで、不備書類は同じものが2つ届きました。
最終的に書類は揃い、メールも電話もそれぞれ対応は良かったのですが、
私は「社内で連携がとれていない?大丈夫か?」と不信感は増すばかりでした。
ヤバそうだと感じたら当日キャンセルを決意!
不信感を抱えたまま胃痛とともに出発当日まで過ごしました。
当日も気分は晴れず、
本当に参加させていいのか、
今なら娘に怖い思いをさせないで済むのではないか、
今キャンセルしたら娘はがっかりするし泣くだろう、
キャンセルしたら3万が無駄になる、など
家族で娘を送る道中もモヤモヤしていました。
「いまさら何を言っているのか!」「高い金を払ってるんだぞ!」と言われることを覚悟し
集合時刻の30分前、我慢しきれず夫に相談しました。
夫は意外にも
「自分の目でスタッフの人を見て、ヤバイと感じたらその場でキャンセルすればいいよ!」と
スカッと勇気をくれる回答!
私は『母親の勘』を頼りにスタッフの品定めを始めました。
日本人スタッフと外国人スタッフ
日本人スタッフ:女性1人(おそらく20代)
外国人スタッフ:男・女各2人(おそらく20代~30代)
ネットで調べたところ、
外国人スタッフはボランティアできているとのこと。
遠くから様子を伺っていたら、
日本人スタッフの人が外国人スタッフを集めて何か指示を出している様子を確認。
その様子から、外国人スタッフも今日が初めての参加だと推測。
外国人スタッフ
参加者の確認が開始。
女性の外国人スタッフが対応。日本の大学生のような感じ。かわいい。ヨーロッパ方面出身。
名前の確認後グループに分けられる。
カラービブス配布は男性の外国人スタッフが対応。気の弱そうなタレ目。インド方面出身。
娘はこの二人のいるグループに配属されました。
ほか二人の外国人スタッフはフィリピン出身の女性とアフリカ方面出身の男性。
出身地は娘が帰宅後知った情報です。
日本人スタッフ
日本人スタッフはおそらく20代
見た目は大学生?と思うほど若く見えました。
宮城復興支援センターから派遣されていると思われるスタッフはこの女性一人。
外国人スタッフによるグループ分けが終わったあと
日本人スタッフが子どもたちにむけ説明を開始。
怒鳴るでもなく叱るでもなく、「ビシッ」と説明をして子どもたちを統率する様子を見て
大丈夫そうだなと本能的に感じました。
参加する子どもとその保護者
船橋の集合場所に集まった参加者は約60人。
私の感覚ですが、1年生~4年生が多かったように思います。
5~6年生は娘を含めても10人いなかったかんじです。
1グループ20人ほどで分けられ、3チームの構成でした。
見た目だけで外国人と分かる子どもはいませんでしたが、話声で中国語を話してる親子はいた感じでほとんどが日本人の子どもでした。
泣いている子、無表情の子、落ち着きがない子、すぐに友達を作っている子。
どこにでもいる子どもたちとその保護者が集まっているようでした。
品定めの結果
日本人スタッフの統率力。
外国人スタッフの雰囲気。
参加する子どもとその保護者の様子。
完全に感覚でしかないのですが、母親の勘としては参加しても大丈夫!と結論付けました。
行っても大丈夫と結論付けたものの、
行き帰りのバスで事故にあったらどうしよう・・・と次々不安が生まれ
最後まで心配は消えず、ただただ無事に帰ってくることを祈るばかりでした。
娘の帰宅。「行かせてよかった!」と思った瞬間
一泊二日のキャンプ。
携帯電話などの通信機器は持ち込み禁止だったので、
約30時間、娘の消息を確認できず打つ手なし。
キャンプの予定表を見ながら「今はお昼食べてる時間」「今はアクティビティの時間」と時間ごとに夫に話しかけ心を落ち着かせていました。
送り出した翌日、
娘が無事に帰ってくることを祈りながら集合場所へ迎えに行きました。
到着予定になっても帰ってこなかったので、
事前に配られていた、帰りの到着時間を知らせるためのURLを確認すると、
「混雑のため到着時間が20分ほど遅れます」と連絡がありました。
更に、20分後
「トイレに行きたい子が数名おりパーキングエリアで途中下車しているため30分ほど遅れます」と連絡。
結局、予定より1時間以上遅れて娘の乗ったバスが到着しました。
バスから降りてくる娘の姿を探した私は
友達と歌を歌いながら満足気な顔でバスを降りてくる娘を発見!
胸をなでおろしました~。
娘に手を振りながら近づき話しかけようとした瞬間、
「来年も行くから!!友達と約束したから!絶対行くから!」とまくしたてられ、
その勢いに、娘がどれだけ楽しかったのか話を聞かずとも想像ができ
申し込んでから心配ばかりしていましたが「行かせてよかった!」と心から思った瞬間でした。
キャンプの様子
子どもたちがすごしたスケジュールとスタッフの方が撮ってくれた写真を紹介します。
1泊2日のスケジュール
1日目 | 2日目 | ||
8:15 | 集合・受付 | 6:00 | 起床・清掃 |
9:00 | バス出発 | 7:00(英) | アクティビティ |
10:30~11:00 | 活動施設到着 | 8:00(国) | 朝食と留学生と交流 |
11:00 | 開会式 | 9:00(英・国) | アクティビティ(ワークショップなど) |
12:00(国) | 昼食と留学生と交流 | 12:00(国) | 昼食と留学生と交流 |
13:20(英・国) | アクティビティ(自己紹介) | 13:00(英・国) | アクティビティ(写真撮影など) |
14:30(英・国) | アクティビティ(ゲームなど) | 14:00(英) | お別れ会 |
17:00 | 夕食 | 15:00~16:00 | バス出発 |
18:00(英・国) | アクティビティ(ダンスなど) | 18:30 | 閉会式 |
20:00 | 入浴・自由時間 | ||
21:15~21:30 | 消灯・就寝 |
朝は6時起床で起きられるのか心配でしたが
興奮していたこともあってか、起床時間より早く目が覚めてしまったそうです。
写真で振り返る

グループで最年長だった娘。
お手本になるべく、普段は絶対に食べない漬物を頑張って食べたらしい。

みんなでダンス。家に帰ってから踊って見せてくれました。

グループのみんなで記念撮影。
友達と手を合わせてハートを作りながら
満面の笑顔。

100人以上の子どもサンタが大集合!
娘が参加したのはクリスマスキャンプ。
活動時間中はずっとサンタの衣装を着て過ごしたようです。
集合写真を見て知ったのですが、
別の集合場所からきたチームと合流し100人以上の子どもたちが参加していました。
「国際交流イングリッシュキャンプ」行かせた感想
外国人スタッフも10人近くいて、異文化交流を満喫できたようです。
会話は日本語がほとんどで、英語を学ぶことは期待できませんが、
普段、日本人としか接触したことのない娘には
いろいろな人種の人がいることを学べるとてもいい機会だったと思います。
心配しすぎる性格で申し込んでから娘が帰ってくるまで胃が痛む思いでした。
私ができることは「自分の身は自分で守る」ことを伝えるだけ。
普段プライベートゾーンについて話すことも少ないので改めて話す機会ができたことも良かったです。
幼稚園や学校の先生のようにプロの対応は望めませんが
自分で考えなければいけない環境で自立心が育つと思いました。
友達作りが上手な娘の本領を発揮して楽しんでくれたので親子ともに大満足。
次回のクリスマスキャンプも都合がつけば行かせてあげたいと思っています♪

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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