子どもの金融教育!実は「お金の計算」ができていなかった話

育児の話

「みんな、子どものお小遣いってどうしてる?」

ある日、ママ友との何気ない会話から、我が家の“金融教育”について改めて考えるきっかけがありました。

必要な時に必要なだけ渡す家庭。

毎月決まった額を渡している家庭。

お手伝い制にしている家庭。

テストで100点を取ったら渡す家庭。

同じ「お小遣い」でも、本当に考え方がバラバラで驚きました。

お金の話って、どこか「聞きづらい」「生々しい」というイメージがありませんか?

だからこそ、他の家庭のお金事情を聞ける機会はとても貴重でした。

そして同時に、

「我が家は、ちゃんと子どもにお金のことを教えられているのかな?」

そんなことを考えるようになりました。

今回は、我が家で実践してきた“ゆるい金融教育”についてお話したいと思います。

特別な教材を使ったわけでもありません。

投資の知識を教えたわけでもありません。

スーパーでの買い物や、お小遣い、ごっこ遊び。

そんな日常の中で、少しずつ「お金」に親しんできた我が家の記録です。

もちろん、「これが正解!」という話ではありません。

家庭によって考え方は違いますし、子どもの性格もそれぞれ。

ただ、数ある金融教育のひとつとして、

「こんなやり方もあるんだな」

と、気軽に読んでいただけたら嬉しいです。


ごっこ遊びも立派な金融教育

私は、子どもにとって“普段の買い物”こそ最高の金融教育だと思っています。

スーパーで、

「今日は予算内で買おうね」

「こっちの方が安いね」

「これは今必要かな?」

そんな会話をするだけでも、

子どもは自然と

・お金には限りがあること
・物には値段があること
・選ぶ必要があること

を学んでいきます。

今はキャッシュレス決済が増えました。

スマホをかざせば買い物が終わる時代です。

便利な反面、子どもからすると、

「なんで物がもらえるの?」

という部分が見えづらくなっている気がします。

実際、娘が小さい頃、お買い物ごっこをしていた時のこと。

娘が私におもちゃのカードを差し出して、

「お支払いはカードで」

と言ったんです。

その瞬間、

「あ、この子にとって買い物って“カードを出すこと”なんだ」

と気づきました。

娘の中では、カードはまるで“魔法のカード”。

出せば何でも買えるものだと思っていたんです。

そこで100均でお金のおもちゃを買ったり、折り紙でお札を作ったりして、

「本当はお金を払って物を買うんだよ」

ということを、ごっこ遊びの中で伝えるようになりました。

「なんでカードを出すと物が買えるの?」

そんな疑問を話すきっかけにもなりました。


ごっこ遊びに“意地悪”を混ぜてみた

幼稚園の頃は、純粋にお買い物ごっこを楽しんでいた娘。

でも、毎日付き合っていると、正直ちょっと飽きるんですよね(笑)

そこで小1〜小2くらいから、私は少し遊び方を変えました。

例えば、

「10円の商品と20円の商品だから、合わせて40円でーす!」

なんて、わざと間違えてみるんです。

最初の頃の娘は、

「はーい!」

と疑いもせず40円を渡してきました。

そこで私が、

「やったー!10円もうかったー!」

と暴露すると、娘はびっくり。

それ以降、必死に計算するようになりました。

子どもって、“騙された悔しさ”があると一気に真剣になりますよね(笑)

しかも、遊びなので本人も楽しそう。

「学ばせる」より、「遊びながら慣れる」。

小さい頃は、それくらいで十分なんだなと感じました。


小学2年生、遠足のおやつで本格練習

娘が小学2年生の時。

学校の遠足で「300円以内でおやつを買う」という機会がありました。

これは絶好の金融教育チャンス!

そう思った私は、

・300円
・メモ帳
・鉛筆

を持たせてスーパーへ行きました。

まず教えたのは、「値札には2つの金額がある」ということ。

赤字の“本体価格”と、黒字の“税込価格”。

「実際に払うのは黒い方だよ」

と説明しました。

税金の詳しい話はまだ難しいので、まずは

「払う金額を見る」

だけをインプット。

娘が選んだお菓子の値段を、ひとつずつメモ帳に書かせました。

そして、

「じゃあ、これとこれでいくら?」

と計算。

最初はゆっくり、指を使いながら。

次に娘が選んだのは198円のお菓子。

合計を計算すると、300円オーバー。

娘はしばらく悩んだあと、静かに棚へ戻しました。

その時、私は198円のお菓子を片手に持ち、

もう片方の手に20円〜50円のお菓子をいくつか持って、

「この198円のお菓子1個で、こっちはこんなに買えるんだよ」

と伝えました。

高いものが悪いわけじゃない。

でも、“選び方”で満足感が変わることもある。

そんなことを感じてほしかったんです。

結局、お菓子売り場にいた時間は40分以上(笑)

でも、娘は最後まで真剣でした。


セルフレジじゃなく、あえて有人レジへ

最近はセルフレジが増えましたよね。

でも私は、子どもの買い物練習では、あえて有人レジに並びました。

理由は、

「お店の人とのやり取りも経験だから」

・お願いします
・ありがとうございます
・お金を渡す
・お釣りを受け取る

大人には当たり前でも、子どもにとっては全部ドキドキの体験。

娘は緊張しながらも、自分でお金を払い、レシートとお釣りを受け取りました。

レジを終えた後、

「買い物楽しかった!」

と満面の笑み。

私はその時、

“買い物って、自己肯定感を育てるんだ”

と感じました。

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初めてのおつかいを見て思ったこと

これは少し余談です。

私に子どもができて間もない頃、スーパーで小学校低学年くらいの男の子を見かけました。

一人でレジに並んでいたんです。

でも、お会計の時にお金が足りなかった。

店員さんが、

「○○円足りませんが、どうしますか?」

と聞いても、男の子は固まってしまいました。

後ろには長蛇の列。

空気がピリつき始めます。

ふと見ると、少し離れた場所にお母さんらしき人。

きっと“初めてのおつかい”を見守っていたんでしょう。

男の子は何も言えない。

店員さんも困っている。

周りもソワソワ。

結局、店員さんが

「これを戻して、これだけにする?」

と優しく提案してくれて、男の子は小さくうなずきました。

あの時、私は色々考えました。

子どもに経験をさせること。

失敗を見守ること。

手を出さず待つこと。

どれも本当に難しい。

でも同時に、

“あの男の子は、きっと大きな経験をしたんだろうな”

とも思いました。


駄菓子屋デビューで発覚したこと

スーパーで何度も練習をしていた娘。

そんな娘が、お友達と近所の駄菓子屋さんへ行く日が来ました。

昔ながらの駄菓子屋さん。

地域の子どもたちの憩いの場です。

私は少し不安を抱えつつも、

「何かあったらお店の人が助けてくれるだろう」

と思い、送り出しました。

帰宅した娘は、とても満足そう。

でも、お釣りを見ると結構残っている。

「あれ?あまり買わなかったの?」

と聞くと、

「1個ずつレジに持って行って100円出した!」

とのこと。

そこで初めて気づきました。

娘は、

“値札の計算”はできる。

でも、

“今、自分がいくら持っているか”

の計算はできていなかったんです。


「数字の計算」と「お金の計算」は違う

私は勝手に、

「スーパーで練習していたから大丈夫」

と思っていました。

でも実際は違いました。

スーパーでは、

・時間をかけられる
・親がいる
・ゆっくり計算できる

でも駄菓子屋さんでは、

・友達がいる
・焦る
・待たせたくない

そんな状況だったんです。

娘は“わからないなりに考えて”、1個ずつ100円を出すという方法で乗り切っていました。

私はそれを聞いて、

「ちゃんと自分で考えたんだ」

と感動しました。

そして同時に、

“値札の計算だけでは、お金は数えられない”

ということを痛感しました。


我が家のお小遣い制度

娘は小学2年生頃から、お小遣いを始めました。

1日10円。

ただし、毎日渡すのではなく、月末にまとめて渡します。

31日なら310円。

そして、ここで我が家独自のルール。

とにかく全部10円玉で渡す!

これが想像以上によかったんです。


貯金箱は4つに分ける

娘には4つの貯金箱を用意しました。

① 一時貯金箱
② 自分で使うお金
③ ありがとうのお金
④ 将来のお金(貯金)

です。


① 一時貯金箱

お小遣い、お駄賃、お年玉など、

とりあえず全部ここへ。


② 自分で使うお金

好きに使っていいお金。

ここから出す分には、親は口出ししません。


③ ありがとうのお金

家族や友達へのプレゼント代。

「人のために使うお金」も大切にしてほしくて作りました。


④ 将来のお金

貯金です。

“今使わない”という経験も大事だと思っています。


4:3:3ルール

お金を仕分ける時は、

4:3:3

で分けます。

例えば100円なら、

・40円 → 自分で使う
・30円 → ありがとう
・30円 → 貯金

難しい計算ではありません。

10円玉10枚なら、

4枚:3枚:3枚。

小さい子でも感覚的にできます。

続けていくうちに、

「30枚なら12枚:9枚:9枚だね!」

と自然に計算できるようになっていきました。

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とにかく“10円”で渡した理由

我が家は、とにかく10円玉で渡しました。

理由はシンプル。

“数えやすいから”。

10円が10枚で100円。

それを何度も繰り返すことで、

子どもは自然にお金の感覚を覚えていきます。

しかも、小銭って子どもは大好き(笑)

大量の10円玉を見るだけでテンションが上がるんです。

ある日、娘が言いました。

「500円を出すと、お店の人がお釣りいっぱいくれる!優しい!」

低学年の子どもって、

“金額”より“枚数”なんですよね。

財布の中に小銭がジャラジャラ入っているだけで、

「お金持ち!」

と嬉しそうにしていました。

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両替も勉強になる

貯まってきたら両替。

10円10枚 → 100円

100円10枚 → 1000円

これも全部、娘と一緒にやりました。

最初は、

「10円が20枚なら何円?」

というレベル。

でも繰り返すうちに、

「両替して〜!」

と自分から言うようになりました。

焦らなくても、ちゃんと身についていくんですよね。


お金の計算は、できて当然じゃない

実は私自身、子どもの頃にお金の計算が苦手でした。

宿題で分からなくて母に聞いた時、

「なんでこんなのも分からないの!」

と怒られたことがあります。

すごく悲しくて、それ以来、勉強を聞けなくなりました。

だから娘がお金の計算でつまずいた時、

「分からなくて当然だよね」

と思えました。

大人は毎日のようにお金を使っています。

でも子どもにとっては、全部初めて。

最初からできるわけがないんです。


金融教育は“特別なこと”じゃない

金融教育というと、

・投資
・株
・NISA
・経済

みたいな難しい話をイメージしがちです。

でも我が家では、

・スーパーで計算する
・お釣りを数える
・お小遣いを分ける

そんな日常が金融教育でした。

トイレトレーニングと同じで、

最初はできなくて当たり前。

でも、少しずつ慣れていけば、いつの間にかできるようになります。

子どもがお金に触れる機会を、ほんの少し増やしてみる。

それだけでも十分なんだと思います。

もし今、

「うちの子、お金のこと全然分かってないかも…」

と不安に感じている方がいたら、

焦らなくて大丈夫です。

子どもは、遊びながら、失敗しながら、少しずつ学んでいきます。

そして親もまた、一緒に学んでいくんですよね。

私が学んだ「お金の本」の紹介

今の大人世代は、子どもの頃に“金融教育”を受けてきた人は少ないのではないでしょうか。

私自身も、学校で「お金との付き合い方」を学んだ記憶はほとんどありません。

だからこそ、親になってから、

「子どもにお金のことをどう教えたらいいんだろう?」

と悩むことが何度もありました。

よく、

「お金持ちの家庭は、自然と金融教育がされているからお金持ちになる」

と言われますよね。

もちろん、家庭環境の違いはあると思います。

でも、お金について学ぶ機会そのものは、できれば平等にあってほしいと私は感じています。

大人になった今、

「もっと早くお金の知識を知っていたら、違う選択肢もあったのかな」

と思うこともあります。

とはいえ、親自身が金融教育を受けてこなかったとしても、子どもは成長していきます。

だから私は、

「まずは親の私が学ぼう」

と思い、本やYouTubeで少しずつお金について学び始めました。

ここでは、実際に私が読んで「子どもの金融教育の参考になった」と感じた本を、一部ご紹介したいと思います。

10歳までに身につけたい子どもが一生困らないお金のルール

子どものうちから身につけておきたい「お金との付き合い方」を、分かりやすく学べる一冊です。

貯金箱を分ける方法は、この本から学びました。

おこづかいの使い方や、お金を貯める大切さ、「欲しい」と「必要」の違いなど、

生活の中で役立つお金のルールをやさしく解説しています。

難しい専門用語が少なく、イラストや具体例を交えながら説明されているため、

お金に詳しくない人でも読みやすい内容になっているのが特徴です。

「なぜ働くとお金がもらえるのか」「ムダづかいを減らすにはどうしたらいいのか」といった、

将来にもつながる考え方を自然と学べる構成になっています。

本当の自由を手に入れる お金の大学

「お金の不安から自由になるための知識」を、初心者にも分かりやすく解説した人気のマネー本です。

この本は、お金に困らず生きていくために必要な力を「貯める・稼ぐ・増やす・守る・使う」の5つに分けて紹介しています。

固定費の見直し方や、初心者向けの投資、副業の考え方など、今日から実践できる内容が具体的にまとめられています。

「お金の勉強をしたいけれど、何から始めればいいか分からない」という人にも読みやすく、

家計管理や将来への不安を見直すきっかけになる一冊です。

バビロン大富豪の教え「お金」と「幸せ」を生み出す五つの黄金法則

100年以上読み継がれている世界的名著『バビロン一の大金持ち』を、漫画形式で分かりやすく学べる一冊です。

古代バビロニアを舞台に、「なぜ同じように働いているのに、お金持ちになる人とそうでない人がいるのか」をテーマに、お金の本質を物語形式で学ぶことができます。

「収入の10分の1を貯金する」「お金に働かせる」「信頼できる人から学ぶ」など、シンプルながら一生役立つ“黄金法則”が紹介されています。

漫画ならではのストーリー性があり、楽しみながら自然とお金の知識が身につくのも魅力のひとつ。

「貯める」「増やす」「守る」という資産形成の基本を学びたい人や、将来のお金に不安を感じている人におすすめの一冊です。

漫画 お金の大冒険-黄金ライオンと5つの力

この本は2冊目に紹介した『お金の大学』の著者・両@リベ大学長による、お金について楽しく学べるオールカラー漫画です。

物語は、主人公の小学生ソータが異世界へ飛ばされるところから始まり、

仲間たちと冒険をしながら「稼ぐ・貯める・増やす・守る・使う」という、お金に関する5つの力を身につけていきます。

この本の魅力は、難しくなりがちな“お金の知識”を、子どもでも理解しやすいストーリー形式で学べる点です。

お金を増やす方法だけではなく、「ムダ遣いを減らす考え方」や「お金に振り回されない生き方」など、将来にも役立つ価値観が自然と身につく内容になっています。

イラストや会話が多く、普段あまり本を読まない子でも読み進めやすい構成になっているのも特徴。

親子で一緒に読みながら、お金について考えるきっかけ作りにもぴったりの一冊です。

これだけではない我が家の金融教育

今回は、我が家で実践している金融教育の一部をご紹介しました。

でも実は、まだまだ書ききれていないことがたくさんあります。

お小遣いの使い方や、欲しい物との向き合い方、子どもがお金で失敗した時の話など――。

日々の生活の中には、子どもがお金について学べる場面が本当にたくさんあると感じています。

金融教育というと難しく聞こえますが、特別なことではなく、

毎日の小さな経験の積み重ねなのかもしれません。

これからも、我が家なりの「ゆるい金融教育」を少しずつ発信していきたいと思っています。

次回も、ぜひ読みに来ていただけたら嬉しいです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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