前記事では、「子どもの金融教育②「お金の貸し借りはダメ」をどう教える?経験から学んだこと」を
我が家の経験をもとにお話ししました。
今回は、その続きとして「スマホゲームの課金」について書きたいと思います。
スマホやタブレットが身近になった今、子どもたちにとってゲーム課金はとても近い存在です。
「少しだけならいい?」
「友だちは課金してるよ!」
そんな言葉を聞くことも増えました。
我が家では、Nintendo Switchなどの家庭用ゲームは遊びますが、
スマホゲームやネットゲームへの
課金は「しない」と決めています。
理由は、「お金を使っている感覚」が薄くなりやすいと感じるからです。
気づかないうちに、「ボタンひとつでお金が消える感覚」に慣れてしまう怖さがあると感じています。
子どものうちだからこそ、まずは“お金の感覚”をしっかり育ててほしい――そんな思いがあります。
この記事では、
- 我が家がスマホゲーム課金をしない理由
- 子どもたちに普段から伝えていること
- 実際に感じた「課金の怖さ」
について、体験談を交えながらお話しします。
同じように、子どもの金融教育に悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。
子どものスマホゲーム課金が怖いと感じる理由

私は、子どもがゲームをすること自体には反対ではありません。
実際に我が家でも、Nintendo Switchで遊びますし、ゲームソフトを購入することもあります。
ゲームソフトは、
「このゲームを買うために〇円払う」
という感覚が、とても分かりやすいんですよね。
ですが、スマホゲームやネットゲームの「課金」には、どうしても強い不安があります。
もちろん、課金そのものを否定したいわけではありません。
上手に楽しんでいる人もたくさんいると思います。
ただ私は、
“お金を使っている感覚が薄くなりやすい”
ところが怖いのです。
スマホゲームは「終わり」が見えにくい
昔のゲームは、ソフトを買えば終わりでした。
でも最近のスマホゲームには、
- ガチャ
- 期間限定イベント
- レアキャラクター
- ログインボーナス
- 「今だけ」の特典
など、続けたくなる仕組みがたくさんあります。
気づけば、
「あと少しだけ」
「今回だけ」
が積み重なっていく。
しかも現金を手渡しするわけではありません。
画面を数回タップするだけで購入できてしまいます。
私はこの感覚が、少し怖いのです。
まるで、気づかないうちにお金が消えていくように感じるからです。
子どもは「100円の重み」をまだ知らない
特に子どもは、
- お金を稼ぐ大変さ
- 100円の価値
- 本当に必要か考える時間
を、まだ十分理解できていません。
ゲームセンターなら、財布の中身が減れば終わりです。
でもスマホ課金は、終わりが見えにくい。
次々と新しいものが出てきて、
「もっと欲しい」
「次も欲しい」
となりやすいんですよね。
だから我が家では、
スマホゲーム・ネットゲームへの課金はしない
というルールにしています。
「無料ゲーム」のはずなのに、お金がかかる時代
私が子どもの頃のゲームは、
「ソフトを買ったら遊べる」
というシンプルなものでした。
でも今のスマホゲームは、
「無料でダウンロードできます!」
と書かれているものがたくさんあります。
最初は無料だから、子どもも気軽に始めやすい。
でも実際には、
- 強いキャラクターが欲しい
- 早く進めたい
- 限定アイテムが欲しい
- 友だちより強くなりたい
という気持ちから、少しずつ課金につながっていくことがあります。
しかも、スマホゲームは終わりがありません。
新しいイベントが始まり、新キャラクターが追加され、次々と「欲しい」が生まれていきます。
だから私は、
「無料だから安心」とは思えないのです。
子どもは「今ほしい」に弱い

子どもって、本当に「今」に全力なんですよね。
- 今ほしい
- 今やりたい
- 今手に入れたい
という気持ちがとても強い。
大人でも、限定セールやタイムセールを見ると心が揺れます。
だから、子どもが
「今だけ!」
「限定!」
「あと24時間!」
という言葉に弱いのは当然だと思います。
スマホゲームは、その“今ほしい気持ち”を刺激する仕組みが本当に上手です。
特にガチャは、
「次は当たるかもしれない」
という気持ちになりやすい。
あと1回だけ。
次こそ出るかも。
そんな気持ちが積み重なっていく。
私は、この感覚がとても怖いと感じています。
YouTubeのゲーム実況が当たり前の時代

今の子どもたちは、YouTubeのゲーム実況を見ながら育っています。
ゲーム実況者が、
「10連ガチャ引きます!」
「課金して最強キャラゲット!」
と楽しそうに配信しているのを見ると、
「自分もやりたい!」
と思うのは自然なことだと思います。
実際、我が家の子どもたちも、
「みんな持ってる」
「このキャラほしい」
「課金したらもっと楽しそう」
と言うことがあります。
だからこそ私は、頭ごなしに
「ダメ!」
だけで終わらせないようにしています。
我が家が子どもに伝えていること

最初にスマホゲームを渡したとき、私は子どもたちにこう話しました。
- ゲーム実況者は仕事として課金している
- 動画を作ることで収益を得ている
- でも私たちは、課金してもお金は増えない
- 課金しなくてもゲームは楽しめる
そして、
「分からない画面が出たら、必ず教えてね」
とも伝えています。
子どもは、悪気なく購入ボタンを押してしまうことがあります。
特に最近は、
- ワンタップ購入
- 自動更新
- サブスクリプション
- 誘導広告
など、大人でも分かりにくい仕組みがあります。
だからこそ、
「困ったら親に聞く」
というルールを作っておくことが大切だと思っています。
実際に起こった課金トラブルの話をする
ニュースでは実際に
親のクレジットカードの暗証番号を盗み見て、
数十万の請求がきた事件を放送しています。
そのニュースが過去に数回子どもとテレビを見ている時に流れたこともあり、
そのニュースについて話し合うきっかけがありました。
「課金のせいで今住んでいる家に住めなくなるかもしれない!」くらい大げさに話をしました。
そのおかげか、英語や漢字で意味が分からない通知は
必ず私に相談してくれるようになりました。
そういったやりとりから、
「ちゃんと相談してくれる」という子どもに対しての信頼ができているので
今のところ、無断で課金することはないと思っています。
「課金=悪」ではないと思う

ここまで書くと、
「課金を完全否定している」
ように見えるかもしれません。
でも私は、
課金そのものが悪い
とは思っていません。
大人が、
- 趣味として楽しむ
- 予算を決めて遊ぶ
- 納得してお金を使う
のであれば、それは自由だと思います。
実際、ゲームに限らず、
- 映画
- 推し活
- 趣味
- コレクション
なども、楽しみのためにお金を使っていますよね。
問題なのは、
「何にいくら使っているか分からなくなること」
だと思うのです。
子どもに必要なのは「我慢」だけではない
私は、子どもに
「絶対ダメ!」
と押さえつけるだけでは、根本的な解決にはならないと思っています。
大切なのは、
- なぜ欲しくなるのか
- 本当に必要なのか
- 後悔しないか
- そのお金に価値はあるのか
を考える力を育てること。
これは、ゲーム課金だけではありません。
大人になってからの、
- 買い物
- クレジットカード
- サブスク
- 投資
- ローン
にもつながる力だと思っています。
以前はゲームが悪だと思っていました

「ゲームをすると馬鹿になる」
「テレビばかり見てると馬鹿になる」
そんな子ども時代を生きてきた私は、
子どもを授かってすぐの頃はそんな考えが潜在意識の中にありました。
それでも、子どもからゲームやYouTubeなどを引き離すことは難しいと思っていた時に出会った本と、
子どもも読みやすい漫画で、気軽にお金について学べる本を紹介したいと思います。
ゲームは人生の役に立つ。 ~生かすも殺すもあなた次第
「ゲーム=悪」と決めつけるのではなく、ゲームとの向き合い方次第で人生にプラスにもマイナスにもなることを教えてくれる一冊です。
ゲームを通して得られる、挑戦する力、考える力、継続力、コミュニケーション能力などに注目し、
「遊び」で終わらせず成長につなげる考え方が紹介されています。
一方で、依存や課金など、ゲームとの付き合い方を間違える危険性についても触れられており、
とても現実的な内容です。
「ゲームばかりして大丈夫?」と不安を感じる親世代にもおすすめで、
子どものゲーム時間をただ否定するのではなく、“どう活かすか”を考えるきっかけになる本です。
息子が「スマブラ(大乱闘スマッシュブラザーズ)」というゲームにハマり過ぎている状態が心配になったのですが、
キャラクターの特性をYouTubeで研究し、それを検証するような行動が見られたので、
「ゲームやってても、まぁ、いいか!」と思わせてくれた本です。
漫画 お金の大冒険-黄金ライオンと5つの力
お金について楽しく学べるオールカラー漫画です。
物語は、主人公の小学生ソータが異世界へ飛ばされるところから始まり、
仲間たちと冒険をしながら「稼ぐ・貯める・増やす・守る・使う」という、
お金に関する5つの力を身につけていきます。
この本の魅力は、難しくなりがちな“お金の知識”を、
子どもでも理解しやすいストーリー形式で学べる点です。
お金を増やす方法だけではなく、「ムダ遣いを減らす考え方」や「お金に振り回されない生き方」など、
将来にも役立つ価値観が自然と身につく内容になっています。
イラストや会話が多く、普段あまり本を読まない子でも読み進めやすい構成になっているのも特徴。
親子で一緒に読みながら、お金について考えるきっかけ作りにもぴったりの一冊です。
子どもがお金を大切に使えるように

スマホゲーム課金は、便利で手軽だからこそ、
「お金を使っている感覚」
が薄くなりやすいと感じています。
特に子どもは、
- お金の重み
- 稼ぐ大変さ
- 後悔する経験
を、まだ十分知りません。
だからこそ私は、
- 親子でルールを共有する
- 課金しない理由を説明する
- 「欲しい」と「必要」を考える
- 小さな失敗から学ぶ
ことを大切にしています。
子どもたちが将来、
「自分のお金を大切に使える人」になってくれたら嬉しいです。
そしてこれからも、日常の中で少しずつ、お金との付き合い方を一緒に学んでいきたいと思っています。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。






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